お菓子のアトリエ「シャン・デュ・ガトー」で、お菓子の受注制作・販売をされている河本智子さんです。
アイシングクッキーのほか、とてもかわいらしく、美味しそうなお菓子がたくさん!!
でも、元々は音楽家だと聞いて驚きました。
エレクトーンの先生や結婚式でのオルガン演奏など、音楽関係のお仕事をされていたそうです。
昔からお菓子作りが得意だった智子さん。
ある時、お子さんの幼稚園のママ友から“お菓子作りを教えて!”と頼まれたことが、お菓子作りのお仕事の始まり。
子育てをしながらだと、夜遅くまでの音楽レッスンをするのは難しく、自由になる昼の時間にお菓子教室の仕事と二足のわらじを履くようになっていたところ、楽しくやりがいのある生活に、突然転機が・・・・!!!
急にご主人の故郷へUターンすることになったのです。
同じ県内とはいえ、特急列車で2時間半かかる見知らぬ土地。
とても大きな葛藤の末、「お菓子と音楽を楽しめるお店を作る」という大きな目標を持って、兵庫県豊岡市へ引っ越しました。
そしてまずは、実家の建物を改造してお菓子工房を作り、お菓子の受注制作・販売をスタート!!
田舎にいるからこそ出来る、地元の安心な素材を使うことにこだわられていて、自家製無農薬栽培のいちごを使用されたり、小麦粉は兵庫県産と北海道産、バターも北海道産、卵と蜂蜜は地元但馬産のものを使用されて、「美味しくて可愛い」お菓子を作っておられます。
・結婚や出産のお祝
・音楽の発表会の記念品
・母の日
・飼っていたペットに似たクッキー
などの贈り物のオーダーが多く、お菓子は“想いを伝える小道具”。
「受け取った人に幸せな気持ちになってもらいたい」
「何かでモヤモヤしている人に届いて、その方に笑顔になってほしい」
という思いで頑張られているそうで、一人での作業になるため、夜遅くなってしまうことも多いのだとか。
確かに、これだけの量をお一人で作られていたら大変ですよね・・・
智子さんのそのパワーはどこからくるのか・・・?
ある時、手術を受けるため入院したお友達にマドレーヌを送ったところ、お友達から「とってもしあわせな気持ちになったよ」と喜んでもらえたそうです。
この経験が「想いを伝える」ためのお菓子を作っていきたいと考えるきっかけとなり、食べる人が幸せな気持ちになりますように、と「しあわせマドレーヌ」と命名したそうです。
そうした数え切れないほどの、喜んでもらった経験。
姪っ子さんの出産のお祝いにオーダーされたアイシングクッキーを送ったら、赤ちゃんの周りにお菓子を置いて写した写真が、喜びの感想と共に送られてきたこと。
思い出深い学生服を着たクマちゃんや、バレエのチュチュ、サッカーのユニフォーム、ピアノやハープなどの楽器演奏者の方への楽屋お見舞い。
その時の大切な思い出をアイシングクッキーに変身させて、贈った方に喜んでいただけたこと。
このような、人の喜びや感動、勇気づけにつながったという経験の積み重ねが、智子さんを仕事に駆り立てているのだろうと思いました。
また、人とのご縁にとても感謝されているとの事で、田舎に引っ越ししたけれど、人の紹介でどんどん知り合いも増えて、孤独とは無縁の生活!!
周りの方々の支えや応援も、智子さんのエネルギーとなっているのですね。
智子さんの仕事のモットーは、「自分の得意とすることで、人に喜んでもらえること。」
お嬢さん達にもそんな仕事に出会ってもらいたいと思っているそうです。
全てに愛が詰まっているお菓子
これからも、そのひとつひとつ丁寧に作られたお菓子で、受け取った人たちを笑顔にしてくださいね!!
↓ ↓ ↓
顧客ファン化 総合プロデューサー
魅力発掘インタビュアー
赤井 律子
E-mail: ritsukoakai@outlook.jp