「子どもの笑顔は世界を救う!」という理念のもと、笑顔溢れる家族写真を撮影するフォトグラファーとして活動しながら、一般社団法人キッズスマイルフォト協会の代表理事もされています。
ホームページには、家族の自然な笑顔の写真がたくさん掲載されています。
会社に勤めながら写真の勉強を始めて、今では独立してカメラマンとして活躍されています。
また、週末起業カメラマン講座を開催し、ちはらオンラインサロンも運営され、電子書籍も執筆されています。
多方面でご活躍の知原さんに、どのような想いで起業し、活動を継続されてきた源は何なのかをお聞きしました!
―――カメラマンになったきっかけを教えてください。
2015年1月にプロカメラマン雨堤太朗さんの写真講座が開催されました。
写真で感謝の報酬をいただける?
副業のカメラマンでも活躍できるの?
と意外に感じたのと同時に、講師の天堤さんが好きな事で活躍されている姿を見て興味が湧きました。
そして、天堤さんから「好きなことを仕事にする姿勢」を学びたいと思い、受講したことがきっかけでカメラマンになりました。
その頃は、会社員をやりながらもう一つ仕事をしてみたいと模索していた時期で、カメラについては全く詳しくありませんでしたし、一眼レフカメラも持っていませんでした。
―――フォトグラファーになる前はどんなお仕事をされていたのですか?
法人を立ち上げた2019年1月より前は、10年以上会社員として経理財務の仕事をしていました。
カメラマンの活動を始めたのは2015年1月で、4年間ぐらいは会社に勤めながら、土日などに撮影会を開催したり、依頼いただいた撮影をしていました。
カメラマンの報酬が会社員の給与と同じぐらいになった頃に、協会を法人格にして勤めていた会社を退職しました。
―――写真の対象をお子様にされた理由を教えてください。
離婚したことがきっかけなのですが、子供と会える機会がとても大切な時間でした。
写真を習ってからは、子供と会えた時に写真をたくさん撮るようになりました。
子どもの表情、成長する姿を撮ることがとても楽しかったことが理由の一つです。
二つ目は、カメラの師匠の天堤太朗さんから教えられた「想い」です。
「リビングに家族写真が飾ってある家は、いつまでも幸せでいられる」
「ケンカをしても、子どもが笑った写真が目に入れば自然と心が和らいで仲良くなれる」と。
以前、自分の家には飾っていなかったことを思い出しました。
“僕みたいな人を増やしてはいけない!
僕がたくさんのご家族の写真を撮れば、たくさんの家庭の絆が強くなり、世界が平和になるかもしれない”
そう思って、写真を撮るならご家族、特に「子どもの笑顔」を専門にしようと思いました。
―――他と差別化していることはありますか?
当協会の撮影は公園などで遊びながら行うので、お子さまたちも普段通りに過ごしていただけますし、周りに気を使うこともありません。
お子さまも親御さまもリラックスしていて、とてもよい表情の写真が撮れます。
屋外の撮影は、子どもと同じ目線になると自分たちも楽しいんです!
一緒に遊びながらの撮影で、子供たちが面白がって喜んでくれていることも嬉しいです。
撮影する側が楽しんでいることが、良い雰囲気や表情の写真を撮る秘訣かもしれません。
毎年、ご参加いただいているご家族の方もいらっしゃり、お子様の成長を僕らも見させていただけるのが楽しみでもあります。
―――これまでに転機はありましたか?
離婚でしょうか。。。
“子供が大きくなった時に少しは自慢できる父親でありたい“
と思ったことが、今の仕事の原動力となりました。
息子なので、大きくなって父親がどんな人かを知りたくなる時がくると思うんですね。
その時に、SNSやWeb上で自分のやっていることを残しておけば、いつでも自分のことを知ってもらえる。
そんなことを思って活動しています。
―――現在課題などはありますか?
一般社団法人キッズスマイルフォト協会は、 協会の理念に共感した個人のフォトグラファーを、“協会フォトグラファー”として従業員ではなく横のつながりで運営しています。
本業の方もいれば副業の方もいます。
この運営スタイルで、どうやって個々が主体性をもって協会を盛り上げることができるか、
どうやったら一体感をもって突き進んでいけるかということが、今後さらに発展していくための課題だと思っています。
―――KSP(キッズスマイルフォト®検定)とはどのような検定ですか?
2019年9月にキッズスマイルフォト協会で作った認定制度になります。
協会フォトグラファーとは違い、筆記試験に合格すれば誰でも協会認定のキッズスマイルフォトグラファー®として活動することが可能です。
筆記試験の内容は、子ども撮影における知識についてです。
この試験に合格し、協会発行の名刺を取得することで、協会認定のキッズスマイルフォトグラファー®として活動することが可能です。
現在200名ほどの認定者がいます。
―――コロナの影響はありましたか?
撮影は減りましたが、週末起業カメラマン講座にオンラインを取り入れたことで地方の生徒さまも増え、コロナ前よりも参加者が増えました!
時代の流れがとても早いので、ニーズに合わせたサービスをすばやく、ご提供できればと思っております。
―――今後の取り組みについて教えてください。
今年は銀座で写真展を予定していたのですが、コロナの影響で延期になってしまいました。
ぜひ来年は開催したいと思っています。
フォトコンテストも開催いたしますので、ご家族の皆様にご来場いただき、楽しんでいただければと思っています。
離れて暮らす息子に「父親の背中を見せたい」という知原さんの気持ちに、感動しました。
会社を辞めてフォトグラファーとして活動し、一緒に働く仲間や客様を増やして協会を大きくされている姿は、お子さんにとって自慢のお父さんだと思います!
そして、協会の理念「子どもの笑顔は世界を救う!」にも共感しました。
子どもが小さい頃はあっという間に過ぎていきます。
見るだけでその時代が思い出せる笑顔の写真がリビングに飾られていると、いつまでも仲の良い家族でいられる気がします。
知原さんの想いを広げて、幸せな家庭を増やしてくださいね!!
応援しています。
【トピックス】
顧客ファン化 総合プロデューサー
魅力発掘インタビュアー
赤井 律子
E-mail: ritsukoakai@outlook.jp