イタリア語通訳案内士、イタリア語&イタリア料理教室ARCOを主宰している泉 憲子さんです。
コロナ後、イタリア料理教室は「太らないイタリアン~ゆる腸活イタリア料理教室ARCO」として新たなサービスをスタートされました。
コロナ前は、イタリア語通訳案内士のお仕事が中心で7年間勤められ、イタリア料理教室業は、通訳業と並行して8年ぐらい、イタリア語講師歴21年、憲子さんはイタリア尽くし!!
どうやって、イタリア通になっていったのか、お聞きしてみました。
―――イタリア語を学んだきっかけはなんですか?
大阪外国語大学イタリア語学科で学んだのが最初です。
イタリア語学科を受験した際は、“イタリアの有名な場所に旅行に行けるかもしれない“という気持ちで選びました(笑)
学生時代は、会話の方は自信がなかったのですが、卒業旅行でイタリアに行った際に、案外会話が通じたのがうれしくて、それからイタリア語のことが余計に好きになりました。
大学卒業後、宝飾専門商社で5年半働き、たまにイタリア人との接点もあったので、細々とイタリア語の勉強を続けていました。
そして退職後、イタリア語を自宅で教える教室をスタートしたのですが、さらにイタリア語のレベルアップをしようとイタリア語スクールに行ったら、「あなたのレベルに合うクラスはここにはないし、それだけしゃべれるなら通訳をやられたらどうですか?」と言われちゃったんです。
それから通訳の登録をしました。面接に呼ばれたのは履歴書を出してから数年後。なんと妊娠中で、臨月の大きなお腹を抱えて大阪のオフィスまで出向き、面接官の方々にびっくりされました(笑)。それでも登録させて頂けて、初めての通訳は、単発のアルバイトでしたが、娘がまだ7ヶ月ぐらいの時でした!
―――イタリア語通訳とは主にどのようなことをされていたのですか?
イタリア人旅行者の通訳ガイドとして、西日本の主な観光地を案内していました。一日2万歩を超えるほど歩いたり、タイムスケジュール管理をしながら案内するので、頭の中もフル回転!繁忙期にはイタリア語で寝言をいう位ハード(笑)。でも大好きなイタリアの方達のお世話をするお仕事はとても楽しく、充実していました。
イタリア語通訳業では貿易振興会(ICE)の通訳を主にやっていて、時々“食材”やワインの通訳のお仕事もあり、積極的にお引き受けしていました。他にも語学学校のイベントで、ナポリ人シェフによるお料理レッスンの通訳をしたり、ホテルのイベントでシェフの通訳をさせてもらう機会にも恵まれました。
食材通訳、料理通訳の際には、食材の使い方や、置き換え方を教えてもらったりと、色々勉強になりました。イタリア人の友人達にとっておきのレシピを教えてもらったり、現地でマンマの手料理を習ったり、来日したイタリア人シェフのレッスンを受けたりしてイタリア料理のレパートリーを増やしてきました。
通訳をするにあたって料理用語を丸暗記したことで、専門用語が多いイタリア語のレシピをサクサク読めるようになり、現地のレシピをネットで大量に検索し、ダイエットや健康意識が高い現代イタリア女性のカロリーオフ技や時短技を拾い集め、自分が納得できるまで試作を重ねてレシピ作成という独自のやり方を編み出しました。
―――イタリア料理は昔から好きだったのですか?
子供の頃から好きな食べ物はパスタ(笑)。大学生の時に初めて現地で食べたイタリア料理が、日本で食べていたものと全然違うことに衝撃を受け、どうしたら現地で食べたイタリアンを再現できるのかを知りたくて、現地のレシピを何とか手に入れて研究するようになりました。
カルボナーラは日本なら生クリームを入れるけれど、イタリアでは入れないなど全然違っていたんですよね。
イタリア人の友人から借りてコピーしたり、現地で買い求めたりして手に入れたイタリア語のレシピは今でも大切にしています。
イタリアの重たい(脂っこい)レシピをヘルシーなものにアレンジするのも好きでしたし、お友達を呼んでホームパーティを開催するのが何より大好きでした。子供のお友達が家に遊びに来たら手作りのお菓子を出したり、時には一緒に作ったり。気が付いたらお料理上手なママとしてす
っかり有名になっていました(笑)。
そして、友人達に再三リクエストされ、重い腰を上げて自宅でお料理を教えだしたのが、イタリア料理教室の始まりです。
こんなに長く続いて自分でもびっくりなぐらい!
人ですかね。
フレンドリーな気質がすごく好き。
日本人に好意的で、食に関するこだわりが強いところも魅力的に感じます。
地方ごと、街ごとに建物の雰囲気やお料理もガラッと変わって、イタリアを旅行するだけで何か国も旅行したような気分になれる「一粒で何度も美味しい」ところも大きな魅力です。
―――イタリア料理教室はどんな方にお勧めですか?
イタリア料理に、“難しそう”、“太りそう”、“胃もたれしそう”などのマイナスイメージを持たれている方にも、イタリア料理の魅力をぜひお伝えしたいです。ヘルシーで簡単で、身体に良い(添加物が少ない)、それにびっくりするほど野菜を美味しく食べられるお料理が沢山あるんです。
イタリア家庭料理の良さを知ってもらって、普段の食卓にもヘルシーイタリアンを取り入れて欲しいと思っているんです。だから、お料理苦手な方にも「これなら作れそう!」「こんなに簡単なのに、本格的な味!」と思ってもらえるように、かなり簡単に時短を意識してアレンジして教えています。
私は、イタリア料理の本当の魅力をもっとたくさんの方に広めたい、イタリア食材を一人でも多くの人に手に取ってほしいと思っているんです。それがイタリア応援活動に繋がれば、そんな嬉しいことはありません。
イタリアでコロナの感染者数が世界一多かった時に、何か自分にできることで応援したくて、イタリア食材と日本の食材を組み合わせた「イタリアンテイストおかずチャレンジ」をブログやYouTubeで紹介したりもしていました。
―――腸活のこともやられていますよね?
コロナ太りで3キロ太った時に、地中海式ダイエット(南イタリアのヘルシーな食事スタイルを取り入れたイタリアン)と腸活を取り入れて、私は6キロ弱、娘は4キロ、主人もコロナ太り解消!と家族全員痩せたんですよ。
イタリアンには、腸内環境を良くできる要素が多分にあるんです。
イタリア人女性が日本に旅行に来て苦しむのが、「便秘」というぐらい、日本の料理よりもイタリア料理は腸活に向いてるんです!(青背の魚を日常的に食べていた昔と違って食の欧米化が進んだ今の日本の食事には腸壁の滑りを良くする要素が欠けています。)
9年前に娘のアトピー悪化、私の逆流性食道炎発症が重なり、薬に頼らず治す方法を必死で調べたところ、あらゆる病気の改善に腸内環境改善が欠かせないということが分かり、半年間、厳しめの食事制限を含む腸活で、私も娘も健康を取り戻したことから、腸活がとても効果的であることを身をもって悟りました。
ただ厳しい食事制限は続けられず、お休みしていたのですが、コロナ太りをきっかけに、地中海式ダイエットとの掛け合わせで、緩い腸活でも効果がアップする事に気づき、効果的な健康法でダイエット効果もある腸活を伝えたいと思うようになりました。(免疫力アップ、代謝アップ、美肌効果、メンタルヘルス向上などの効果があると言われています。)
グルテンアレルギーやガスが溜まりやすい等のお腹のトラブルを抱えている方の腸活サポートをするコースメニューもスタートしました。必要とする方々にお届けしたい!と思っています。美味しく食べて綺麗に健康になれる。理想的じゃないですか?
通訳の時は、イタリア人観光客、イタリア料理やイタリア語教室では生徒さんたち、それぞれお客様の喜びがダイレクトに伝わってくることが喜びだと語ってくれた憲子さん。
イタリアのことが大好きで、言葉や文化やお料理を皆さんに知ってもらいたいのだという熱い想いも伝わってきました。
試作のイタリア料理を大量に作っていた!という憲子さんですが、スラっと細身でお肌も綺麗!!
食べながらも痩せられる“ゆる腸活イタリア料理”に私も興味津々です!
コロナの状況下でも学べるオンラインレッスンやオンラインセミナーも開始されています。
これからも、腸活イタリア料理が皆さんに広がっていくことを応援しています!!
顧客ファン化 総合プロデューサー
魅力発掘インタビュアー
赤井 律子
E-mail: ritsukoakai@outlook.jp