株式会社バルーンバスターズ 代表取締役鹿股幸男さんです。
バルーンバスターズに命をかけている男性!といっても過言ではないかもしれません。
バルーンバスターズとは?
ドローンの対戦型ゲーム(風船を乗せたドローンを飛ばし、バトルして風船を割り合うというオモチャ)。
テレビゲーム、スマホゲーム、オンラインゲーム、子供にとって魅力的なゲームがたくさんのこの時代。
“子供が夢中になれる遊びを他に作りたい”
そんな思いから誕生したのが、「バルーンバスターズ」。
鹿股さんが10年ほどあたためてきたアイディアを形にしたオモチャだそうです。
特許を出願、商標登録をして、会社を作り、youtubeも立ち上げ、マスコミにも取り上げられ、テーマソングまで作成済みというバルーンバスターズは11月発売予定。
実は、保険の代理店もされているという鹿股さんですが、一体なぜオモチャのメーカー会社を作ったのか、バルーンバスターズの開発秘話などを聞いてみました!
インタビュー中にも飛ばしてもらいましたよ~
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―――おもちゃの開発をされた理由を教えてください。
元々、30歳ぐらいまでは、おもちゃの開発会社で働いていました。
有名な物としては、バンダイの“ムゲンプチプチ”というオモチャがあります。
協力会社という立場で、構造や組み合わせを考えました。
300万個ぐらい売れた商品です。
僕は、組み合わせを考えることが得意なんですよ!
そもそも、学生の頃から、“自分が考えて作ったおもちゃを世に送り出して、人を楽しませたい”と考えていたので、その後も常にアイディアを練っていました。
オモチャに限らず、“世に無かったものを作り、世の中のためになる”ということがやりたかったんですね。
―――何か、他にも作りだしたものはありますか?
オモチャではないのですが、開発したものがあります!
それは、妊婦マークの逆の発想で作った「ゆずるくん」という商品です。
「お席どうぞ」のニコニコ顔マークを紙で作った目印。
胸ポケットなどにつけて「席を譲ります」と発信する目印になり、シャイな人でも自然と席を譲れるというもの。
きちんと意匠登録もして、朝日新聞でも取り上げていただきました。
――――おもちゃ開発に興味をもったきっかけはなんですか?
子供の頃に、母親から「あなたは遊びを考える天才だ」と言われたことが、影響している気がします。
生活しながら、ずっといろんな遊びを考えていましたね。
―――バルーンバスターズを作ったきっかけはなんですか?
35年ぐらい前のゲームに“バルーンファイト”というものがあって、そこにヒントを得ました。
10年ほど前からそれをオモチャにするアイディアはあったのですが・・・
なかなか形にするまでは進められていませんでした。
ところが、1年半前ぐらいに、弁理士さんと話す機会があって、動き出すことを決めました。
その時に、自分のアイディアを話したところ、他には特許が出されていないと分かり、
その弁理士さんから「いけるんじゃないですか~?!」と背中を押してもらったことがきっかけですね。
そして特許を出願して、試作に入りました。
―――バルーンバスターズの魅力はどんなところですか?
・空中でバトルして遊べるもの
・子どもも遊べる
・考えようによっては、いくらでも遊びが広がる
ということですね!!
バルーンに付いた風船を割るバトルをするオモチャですが、その他にも、いくらでも遊び方が考えられます。
バルーンバスターズは、
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想像力をかきたてるオモチャ
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なのです。
SNSを使って、考えついた遊び方を投稿していただくことも考えています。
会社のモットーが『想像力をかき立てる遊びの創造』です。
子どもたちにとって、リアルな遊び体験が、モノづくりの脳を育てますよね!
こちらのyoutubeチャンネルに面白い遊び方がたくさん出ています!
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その他、子供たちに遊んでもらいたいので、こだわったことがあります。
それは、軽量で壊れにくいものにすること。
あとは、値段も5,000円程度に抑えるということですね。
―――起業して幸せだったことはなんですか?
自分の思い付きから始まったことにたいして、協力者がたくさんいてくれることです。
“これは世の中のためになるね”と共感し、興味をもってくれて、協力してくれたんです。
例えば、ボランティアでイベントを手伝ってくれたり、いろんな情報を教えてくれたり、いろんな人を紹介してくれたり。
それが本当にうれしかったですね。
一人でやっても面白くないし、成功したことをみんなで喜びたいというのがあります。
一緒に喜べる人がいるからこそ面白いですよね!
また、最近、小学校から6年生の授業に呼ばれたんです。
バルーンバスターズの開発など、やっていることをお話させてもらいました。
開催後の子供の感想文で、
というのをいただいて、子供から評価されたことも嬉しかったですね。
―――これまでに失敗談などはありますか?
自分で考えたものを世の中に出すのは、片手間でやってしまうと、何かあったときにと途中でやめてしまうということです。
仕事が忙しかったり、思うように進まなかったりすると、仕事の方に注力してしまうんです。
「ゆずるくん」も、3,000枚作って、そこで辞めてしまったんです。
その他にも、新しいアイディアは浮かんでいたのに、途中でダメにしたものはたくさんあります。
それらは、“世の中に出すのだ”という決意が足りなかった。
でも、バルーンバスターズについては、決意をもって、計画を立て、資金を投入して、本気で取り組んできました。
バルーンバスターズで世界大会を開くことを目標にしています!
―――今後の取り組みを教えてください。
11月末の発売に合わせて、10月11月にクラウドファンディングを実施します!
SNSでお知らせするので、共感いただける方はぜひお願いしたいと思います。
また、Youtubeチャンネルも登録していただけると嬉しいです。
発売後は、まずは自社サイトで販売します。
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そして、来年6月の東京おもちゃショーで全国へ広めたいと考えています。
そこで、競技化して全国大会を実施し、将来は世界大会を開催することを目指しています。
どんなにアイディア豊富な人だとしても、個人で新しいおもちゃを開発し、世の中に出すということは、私には想像もできませんでした。
それには、相当の覚悟が必要だったと思います。
鹿股さんのお話や、サイト、youtubeを見て、その“本気度”がヒシヒシと伝わってきました。
そんな貴重なお話を生で聞かせていただけたことをとても嬉しく思います。
我が家には小学3年生と6年生の息子がいるのですが、遊ばせるのはもちろんのこと、商品が世に出るまでの鹿股さんの話をしようと思います。
夢をもって、クリエイティブな仕事をする楽しさや、そういった選択肢があることを伝えたいです!
「バルーンバスターズ」が世界で競われる日が来ることを、応援しています!!
顧客ファン化 総合プロデューサー
魅力発掘インタビュアー
赤井 律子
E-mail: ritsukoakai@outlook.jp