展示スペースの装飾をプロデュースする、株式会社沖装代表取締役社長の沖原正和さんです。

 

 

 


株式会社沖装さんは、昭和25年3月に創業された歴史のある企業。







“レベルアップをし続ける”、“「より効果的に顧客を見つける」展示会ブースを提案します!”、“「説明員スタッフのやる気が出る」展示会ブースを提案します!”が会社のスローガン。

 

 

 

展示ブースの装飾の仕事を受けたら、その企業の歴史やスタッフの趣味まで、細かいヒアリングをして、展示スペースを創り上げていくそうです。

 

 

 

 

沖装さんのプロデュースは、展示スペースの“素敵な見栄え”にとどまりません。

そこで働く人の快適さ!”に着目されています。

 

 


33歳で社長に就任された沖原さんのこだわり、どんな経歴や経験をされてきたのか、などについてお聞きしてみました!

 

 

 

―――いつから、今のお仕事をされているのですか?


父がやっていたので、中学や高校の頃から、商店街の飾りつけや展示会の手伝いをしていましたね。

職人さんなど年上の方と話すのも好きでしたよ。

 

 

 

ただ、最初の就職は違いました。

大学は理学部に所属し、卒業後、大手ゴム会社でタイヤの開発をしていたんですよ。

 

 

 

仕事自体は面白かったんですけど、開発の仕事はお客様までが遠くてね。

自分の関わったものが、お客様にどれだけ届いているのか、お客様がそれを使ってどんな思いをされているか、などが分からないことが残念でした。

人に関わっていることが好きだったので、入社した当初は営業を希望したぐらいです。

 

 

 

もう一つは、大会社だと先が見えてしまって、そこで競争するのは嫌だなと思いました。

そうして、会社を辞めて、父親と叔父がやっていた会社に入り、今の仕事を始めました。


 

 

―――どういったお仕事を希望されていたのですか?

 

 

小学校から大学までサッカーをやっていて、人や仲間と接することが好きだったので、顧客との接点が持てる仕事がやりたかったですね。

 

 

 

大会社だと、自分のしたことがその先でどんな影響を与えたのかが分かりづらい。

中小企業だと、自分がやったことに対して、分かり易く結果が出るでしょ。

 

 

 

もともと目立ちたがり屋ですからね(笑)

 

 


その点、“展示会・イベントは、数ある広告メディアの中で唯一の相互のリアルにコミュニケーションが取れるメディア”だと考えているので、顧客とリアルに関われるという意味でも、今の仕事は自分に合っていると思います。

 

 

 

 

 

 

―――㈱沖装さん特有の部分はどんなところですか?

 

 

単に展示ブースの見た目を良くすることだけを目指していないところです!

 

 

 

綿密な打ち合わせを行い、展示会に出展する顧客企業にとって、“本当に立ち寄ってほしいお客様”が訪れる展示ブースにすることを大切にしています。

 

 

 

まず、お客様と同じ目的、目線に立って考えます。

そして、展示会スタッフの人達が満足できるブースを作ることに力を入れています。

 

 

 

ブースに寄った人の数ではなくて、“どれだけ興味がある人が訪れたか“という数の方が重要なんですよね。

 

自分が展示会の訪問客だとしたら、展示ブースのスタッフたちが、にこやかでやる気があり、活気のあるブースだと寄りたくなるでしょう?

 

 


中で働くスタッフの満足度が上がる ⇒ 興味がある人がブースに訪れる確率が上がる

 

 

 

そんな風に考えています。

スタッフの満足というのは、心地よさ、製品の説明のしやすさ、動きやすさ、とかですね。

 

 

 

また、現在200社ぐらいいるお客様が、他種多様で、いろんな業界の企業だということもプラスに働いていることです。

数々の企業と取引があるからこそ、業界の常識を超えた柔軟な提案ができるんですよ。

 

 

 

 

 

 

―――スタッフの働きやすさに注目したきっかけは何ですか?
 

 

ある時、ふと祖父(大元の会社の創業者)が書いた、ポスターに目が留まりました。

それは、ある日本の記念行事に使われたもので、最優秀賞に選ばれたものでした。

 

 

 

 


そこで、祖父が“人にできないことをしている”ということに、改めて感銘を受けたんです。

 

 

 

他の業者がやらないこと、担当者を驚かせる提案や予想以上の提案をするにはどうしたらいいか、ということをとにかく徹底的に考えましたね。

 

 

 

そこで行き着いたのが、“スタッフの働きやすさに着目すること”でした。

 

 

 

 

―――社員が一丸となるために何か工夫されていますか?


従業員9名、一人一人に話を聞き、それぞれに合う伝え方をしたりしています。

各自考えていることが違うし、同じことでも伝え方を変えないと伝わらないこともあるんですよね。

 

 

 

従業員に一律で何かしても、それぞれ喜ぶところも違います。

例えば物を配ったり、旅行に連れて行っても、全員が同じ様に喜ぶことはないですよね?

だから、そういったことも個々に聞いて対応するようにしています。

 

 

 

試行錯誤ですが、そういうことを考えるのは楽しいですね。

 

 

 

沖原さんは、大阪の経営者仲間で結成したグループ(MK会)に所属されていて、互いの仕事の困りごとややりたいことを皆で考え、ビジネスアイデアを出し合ったり、各種イベントを開催するなど、さまざまな活動もされています。

 

 


その中で、「会議を変える」というテーマでの事業展開を考えて、生まれた商品が面白い!!

 

 

“会議にあったらいいね!君”


「いいね」の手の形をしたプレート。

 

 

 

 

会議の参加者が、その“いいね君”を上げたりすることで、発言者は反応が分かって話しやすくなり、参加者側の参加意識も高まるという、会議を楽しむための素晴らしいアイテムです。

 

 

 

いいね君のLINEスタンプもあり、愛嬌があり、いろんな場面で活躍しそうなスタンプですよ!!

 

 

 

 

 

みんなで何かをするのが好き”という沖原さんは、社内、外で仲間を作り、力を合わせて活躍されているのですね。

 

 


そして、沖原さんは、展示ブースを作るのも、従業員に対しても、MK会においても、“他とは違う相手が本当に求めているもの”を考えて実行されている方なのだと感じました。

 

 


沖原さんには、9月28日(金)のスポカン会議に企業側でご参加いただきます!!
クリエイターさんからどんな提案があるのか、今からとても楽しみです。

 

 

 

大阪弁を使って、優しく人懐っこいしゃべり方が印象的な沖原さん!

これからも応援しています!!